【プチ・ヒント№6】釜のお手入れ
ミシンが不調だという方に限って
釜内部の掃除をしていない
傾向があります。
ご本人いわく
「ミシンの中を触ると
壊してしまいそうでコワい」
「買った時に手入れの
仕方など聞いていない」
「そもそも手入れの仕方が分からない」
「ナゼ手入れの必要があるの?」etc・・・。
お手入れをする理由を
以下に述べましょう。
➊ミシンは生地を糸で縫います。
その為に使えば内部に生地と
糸のホコリ等が溜まってしまいます
➋縫い終わった後に糸を切る際の
細かな糸クズも溜まります
➌針先の小さな破片や折れてしまった
待ち針の頭等も入ってしまいます
更には使用説明書には必ず
手入れの仕方として、
釜の取り外し方と
組み立て方が出ています。
必要だから記載がされている訳です。
不要ならば、わざわざ説明書に
解説してある筈がありません。
そこで
★★★使用頻度に関わらず、
最低限年に数回以上は
釜の掃除を行なってください★★★
ミシンの機種や年式により
掃除の方法は様々ですが、
代表的な例を以下に写真と共に
解説をしますので、
是非参考にしてください。
用意するモノ=
●使用説明書(無い方はメーカー
サイトから探してください)、
●柄の短いマイナスドライバー
(大体のミシンは付属品の
中に備わっています)、
●(プラスチック製)ピンセット、
●綿棒、ティッシュペーパー、
掃除機等
●試し縫い用の端切れと
ミシン糸、ボビン等
Ⅰ:電源を切ります
もしくは電源コードを外します
Ⅱ:ミシン針、ボビン、押さえ金を
取り外します
Ⅲ:ドライバーで針板のネジを
取り外します
注)ミシンの機種により、
ネジは1ヶのタイプ、
2ヶのタイプ等様々です
Ⅳ:黒いプラスチック製の
内釜(ボビンケース)を
指で引き上げて取り出します
(詳細は説明書に記載されています)
Ⅴ:金属の丸い水平釜の周辺のホコリや
糸クズ等を取り除きます
特に送り歯(ギザギザの金属)の
列と列の間のホコリを取り忘れない様に
ご注意ください
注1)針の破片等が入っていると
危ないのでピンセット等を
使用する方が安全です
注2)掃除機で吸い取るのもOKです
Ⅵ:更にティッシュペーパーや綿棒で
細かなゴミを取り除きます
注)この時にミシンを手動で
動かすと思わぬ所にも
ゴミがある事が分かります
Ⅶ:この後は上記Ⅳから逆の順序で
組み立てて、針板を取り付け
ネジをドライバーで締めます
Ⅷ:押さえ金やミシン針を
取り付けます
注)針の取り付けはドライバーを
使い、最後の一締めを
加えてください
Ⅸ:電源を入れる前に手動で
スムースにミシンが稼働するか
どうかを確認をします
注)もし、スムースに稼働しない
場合は内釜のセットの仕方が
間違っています
再度セットをやり直して
ください
Ⅹ:Ⅸで不具合が無ければ、
電源を入れて端切れ等で
試し縫いをしてください
注)ミシンの機種と状態や経年等に
より異なりますが
一般的に最近のミシンには
注油をしなくても大丈夫です。
以上を参考に、
お手入れをお試しください。
年に数回しかミシンを使用しない
と言う方は、使用の後に手入れを
するのがベストです。
使用頻度が多い方は、毎月一度以上は
お手入れをおススメします。
➤➤➤メガネやコンタクトレンズも
使えば汚れますよネ。
ミシンも使えば必ずホコリ等が
中に溜まります。