【プチ・ヒント№2】分類「工業用ミシン」
ご自分の職業用ミシンの事を「工業用ミシン」と思っていませんか? 工業用ミシン ・大きな専用台に固定・持ち運び不可・収納不可 ・重量20㎏以上 ・最大毎分3000~5000回転位 ・モーター外付け(台下部)・自動給油方式 ・かなりの騒音(凡そ80db位) ・縫製工場向き・用途別に様々なミシン有り・別名96ミシン 職業用ミシン ・持ち運び可能・収納可能・(ほとんど)直線専用 ・重量12〜13㎏位・最大毎分1500回転位 ・モーター内蔵(例外も有り)・手動注油必要 ・最高速でそれなりの騒音 ・内職や小型ショップ向け ・別名103ミシンetc (もちろんそれぞれのミシンには例外や他の相違等もあります) 中にはご家庭で工業用ミシンを使用している方も (=当然仕事で毎日数~十数時間稼働)いらっしゃいますが、 ほとんどの方は職業用ミシンです。 あゝ、それなのに・・・・・。 某月某日、〇〇洋裁教室に顔を出すと・・・。 生徒さんからイキなり 「お宅から買ったミシンが2年足らずで故障した。 とんでもない!!」と エライ剣幕で罵られました。 取り合えず、ご本人のご都合を伺い、後日お客様宅へ出向きました。 あゝ、やっぱり・・。 ご自分で市内某手芸店から 「工業用針」を購入し、 ご自分の職業用ミシンに取り付けたとの事。 件の針にはDC針「工業用ミシン針」と ラベルに印刷されています。 縫える筈がありません。 乗用車にガソリンを入れないで、サラダ油を入れた様なモノです。 DC針は短くて、殆どは昔のロックミシンに使う専用針です (一部工業用ロックミシンでも使用します)。 最近は殆どお目に掛からないタイプのミシンです。 自分の勝手な判断で、良く確かめないで買って来て、 終いには「ミシンが悪い!」とは・・。 結局実情を説明し、納得はして貰いました。 ご本人の落ち度ではありますが、売る手芸店も ダラシガないのです。いい加減なのです。 品物を販売をしても、その商品がお客さんに合う・合わない等は、 知ったこっちゃないのが実情なのです(ほとんど)。 「売れさえすれば良しとする」、 「あまつさえミシンが壊れて買い替えて貰えれば、 御の字だ」とでも 思っているとしか考えられません。 ⇩⇩⇩ 教訓 ご自分でお使いのミシンの種類・機種を確認する 、 使用をするボビンや針、 その他の別売り部品や押さえ金等々も都度確認をする ⇩⇩⇩ ご自分で判断が出来なければ・・・ 説明書で確認する、ミシンを購入をしたミシン店に尋ねる、 各メーカーのお客様相談室に問い合わせをする等々、 ご自身で購入する別売り部品等の「名称」「型番」等を 理解して、間違わずに購入をしてください! 要注意!!! ミシンに関する事は 一般の手芸店や家電店等を 当てにしないでください! (殆どの)手芸店は適当・いい加減・デタラメです (断言します!)。 無論、中にはキチンとした知識を持った店員さんが 居る事もありますが、 殆どの従業員は全くと言っていいほど知識がありません。 くれぐれもご注意ください。