【この料金】で 修理をします!!

190429「オー・マイ・ガーッ!」➀

「オー・マイ・ガーッ!」

 店主がミシン業界に携わって、早や30ン年が経ちました。 

今まで、色々なお客様と接しました。 

(オカマバーへ修理に行ったり、 ゴミ屋敷にミシンの配達をしたり、  

 猫の多頭飼育崩壊の家に行ったりetc)。

以下は、店主が最近体験をした実話です。

某月某日、市内のSS氏(ややご高齢の女性)宅を訪問しました。 

15年程前に購入をしたシンガー・電子ミシンが

「全く縫えない」と仰います。 

早速ミシンを拝見してみると・・・・・・・、

目が点になりました。     

  何と、和裁用手縫い針!を取り付けています。

しかも、上下逆さまに!!

更に、SS氏は

「取り付けた針がグラグラする」と、 

 針の根本に

(この場合は、和裁針の
  尖った先端部になります)

小さく千切ったティッシュを巻いていました!!!                                        リズム727さんによる写真ACからの写真

店主は一瞬、どの様に対応をしようかと迷いました。   

お客様が完全な勘違いをしているか、 

それとも、ひょっとして◆◆症かも???

そこで、店主「今、ミシンに付いている針の予備は有りますか?」 

SS氏「ほら、コレ」と言って、手渡された針は、、、 

針の包装に【木綿針・四ノ三】と出ています。 

 オー・マイ・ガーッ!!

ウーム、やはり◆◆症かな? 

意を決して、言いました。

店主「コレはミシン用の針ではなく、手縫い用の針です。 
   
   ミシン用の針を取り付けないと、
   
   ミシンは動いても縫えませんヨ。      
   
   取扱い説明書にも載っていますよ」と

説明をしてみました。

案の定、SS氏は店主をキッと睨みつけ、 
  
  「そんな事は無い。今までソレで縫えたんだから。
   
   それとも何かい、ワタシが婆さんだから騙そうとでも
   
   言うのかい!!」と

捲し立てます。

もう、仕方がありません。説明をしても恐らく無駄です。

店主「分かりました。取り敢えず、針を新品の針と

   交換をしておきます」と
  
説明をし、そっと手縫い針を外して、
  
手持ちのミシン針に交換をしました。

すると、、、ウーン、快調。グングンと縫えます。

店主「縫えなかったのは、針が傷んでいたのが原因です。    
   
   針を交換したら、ご覧の様にキチンと
  
   縫える様になりました」 

SS氏「そうかい、そうかい。流石に 餅は餅屋だねェ」と、
  
感心頻りです。

店主「取り敢えず、これで大丈夫です」 

今後、何かとイチャモンを着けられては困ると思ったので、 

店主「今回は出張費で1,000円を頂きます」

SS氏「そういう訳にはいかない。直して貰った以上は、
  
   修理代をキチンと払う」と 

10,000円を寄越し「釣は要らない」。

正直なところ、喉から手が出そうでしたが、

店主「いえ、いえ。これは当社の規定ですので、
   
   1,000円だけをお願いします」 

SS氏「昭和一桁生まれを、バカにするな!」 

恐らく、年齢は八十代(多分後半)でしょう。 

でも、余分な代金を頂いてしまうと、

今後何かの時に不都合なので、 

店主は9,000円をお釣りとして返しました

(動揺したからか、
 消費税の事はスッカリ忘れてしまいました)。

何とかSS氏には収めて貰いました。 ヤレヤレです。 
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